【大人の虫歯の特徴】
虫歯って、どんなイメージを持っていますか?
歯の溝に穴が空き黒くなる・・・
ひどくなるとズキズキと痛む・・・そんな印象を持つ方が多いのではないでしょうか?
しかし、近年増えていると言われている
「大人の虫歯」はまた異なる特徴があります。
永久歯の抵抗力が強くなるため、溝部が虫歯になることは減ります。
そのかわりに、詰め物で覆われた部分に菌が入り込んで虫歯が再発したり、
歯茎が下がったことにより露出した歯の根元部分がう蝕したりといったことが起きます。
過去の治療で歯の神経を取っている場合、
痛みや違和感を感じにくくなっているため、
虫歯に気づくのが遅くなって悪化してしまうことも少なくありません。
同時に、加齢によって唾液が減少し、
口の中が乾燥しやすくなることも虫歯リスクを高めています。
虫歯菌で、近年問題の「PG菌」は血液を栄養として繁殖し
歯周ポケットを作ったり、歯をを支える骨を溶かすと言われています。
下アゴは身体のバランス調整に必要で
ヒトの発達と関連し、お猿さんから尻尾が無くなったことで下アゴが発達しました。
虫歯があると、身体のバランスが崩れやすくなったりします。
つまり、肩こりや、腰痛の原因になります。
大人の虫歯は痛みだけでなく、
変色や欠けで気づくことも多いものです。
それはつまり、普段からまじまじと口の中を見ていないと気づかないということ。
定期的な歯科検診がいかに重要かがわかりますね。