【歪みは腰痛の直接の原因ではない】
なかなか取れない、肩こり、腰痛、関節痛、辛いですね…
人によって、右利き・左利き、内臓の付き方も左右に違う臓器や、
肺の大きさや腎臓も上下位置が違っています。 元々が左右非対称です。
身体が動く時は、曲げたり、 反ったり、捻じったりと、歪ませながら使っています。
もし「歪みが原因」なら、 腰を屈めたり、高い所に手を伸ばしたり、
階段を上ったり・下りたりすると 常に痛みが出てしまいます。
極端な例えで、骨を真っ直ぐに固定すれば 痛みは出ない事になります。
それでは生活は出来ませんし、 本当に痛みは取れるのでしょうか?
ヒトは進化して関節が細かく動くように 今の身体の構造になっています。
ですので、歪みがあるからと言って、 肩の高さ、 足の長さを揃える事は 重要ではないと考えます。
身体をスムーズに動かすためには 『関節の滑らかさ』が必要です。
特に骨盤は動きの中心の部位となります。
全身の一つ一つの関節がバランスを取り、 滑らかに動くことによって 身体が使えています。
『関節の滑らかさ』はどうやって出来る?
これは、関節同士がしっかり 噛み合う事で作られます。 つ
まり荷重(身体の重み)が必要です。
ですから、普段から歩かない人は関節の 「錆付き」が起こっています。
ドアの蝶番が錆付いた時に 無理に動かすと壊れるように、 錆びた関節の状態で身体を使うと、
関節が削れ、変な動き方になったり、 防御反応として筋肉が硬くなります。
主な痛みの原因は筋肉の硬さであり、 マッサージやストレッチも良いですが、
効果は一時的でそれだけでは、 またぶり返します。
身体の歪みを考える前に、 肩こり、腰痛、関節痛などの 不調を改善するには
『関節の滑らかさ』を回復させることが 根本的な解決になると考えます。
まとめると
①歪みは痛みに関係ない
②原因は関節にある
という事でした✋
先ず本質を知る事が改善への第一歩です。